2014年5月6日火曜日

気軽なつもりが

続いております鳥海山日記!

今回はちょっと趣をかえて、
象潟ではなく、矢島口の祓川から登ってみました!
といっても、途中まで行って引き返す予定。
初心者ですから無理は禁物。
今回は、スキーの先輩を誘って2人で登ることに。


行ってみるとビックリ。
週末のスキー場かのごとく駐車場には車が!
以前、鉾立で会った写真を撮るおじいさんが、
「祓川は人が多いくて車が200台近くあるよ」と
言ってたことは本当でした。
車を見るとやはり半分以上県外ナンバー!
鳥海山は本当に色んなところから人が集まってくるんだな〜

祓川は鉾立と違って目の前にドーンと鳥海山が鎮座しています。


























この日は温かく、フリースで登るとちょうどいい感じ。
いざ出発〜!もくもくと登ります。
私のスキーは中古なんですが、おまけで付いていたシールが、
意外にも滑らずいいペースで進めました。
前を見ると山頂が近づいてきましたね〜


























しかし、登りはきつい!
でも、意外にも楽しい!
体力も考えて、あまり力まずそして淡々と登ります。
フッと横を見ると、いったいどこから来たのでしょうか?



そして、3回くらい急斜面を登ったところで休憩をすることに。
前回、象潟口を登ったときはスキー板しか写せなかったので、
今回はちょっと工夫して、スキー板ごしの斜面を撮影。


























腰をおろすと、駐車場から一緒のペースで登っていたおじさんも休憩していました。
あいさつを交わし、「そろそろ滑ります」と言うと、
「若いんだがら、もうすぐ山頂だ!頑張れ!」と、気合いをかけられる。
まわりの人を見ると、スキーアイゼンを装着するか、
スキーを背負って登るか、なにやら装備を変更しています。
ということは、ここから斜度がキツくなるのは明確。
そして、かなりの強風。立っているだけでも煽られるくらい。
フリースでちょうど良いなんて言っていられない寒さです。
そのためか、斜面はガリガリでボコボコ。

まあシールは意外に効くけど…
そこで、先輩に「もう滑ろうよ」と言うと、
意外にも、「もうすぐ山頂だや!登んなくていいのが!」と言われ、
「え〜」と思いながらも、登る決心をしました。
先輩はそれまで、ペースが遅かったのですが、
今までのペースが嘘のように猛烈に登りはじめました。
ちょっと気持ちがついていかず「なんでこんなところ登るんだろう?」
と思っているところに、ちょうどシールのみで登っている人と出会い、
「シールだけで行けますかね〜」と聞くと、
比較的登りやすいルートを教えてくれました。
といっても、さっきも言いましたが、
雪面はボコボコで急斜面。一歩を踏み出すのになかなか勇気がいりました。
でも、焦らず着実に行くしかありません。こなるともう必死です。
やっと山頂らしきところが見えるも、これがなかなか着かない。
階段をトンットンと2段飛びすれば登れそうな距離にも見えますが、不思議なものです。
最後は気合いで一歩一歩と登り、やっとのおもいで到着!


























山頂は気持ちいいなと思ったのもつかの間、高所恐怖症の私。
ちょっと股間がざわざわしながら昼食をとることに。
そして、山頂には意外に人がいてビックリ。
パンやカロリーメイト、カップラーメンとみなさん様々なものを食べていました。
特にカップラーメンは、湯気が立ってて寒い山頂ではとても魅力的。
いや〜いいなと思うけど、鍋とか持ってくるのが大変そうだな〜


























私もスキーを脱いで腰をおろし、何気なく振り向くと途中休憩のとき会ったおじさんが!
「おじさん登ったよ!」と言うと、「なんと!本当に登って来たのが!?」と驚きの様子。
そして、一緒にいたおかあさんが笑顔で「この人無責任だからね〜」と一言。
なんと!してやられました。でも、おかげで山頂まで登れたのでラッキー!
おかあさんから、グレープフルーツとパインのお裾分け。山頂で食べる果物は格別です。
そんなこんなしていると、先輩が到着。いつのまにか追い越していたようです。

昼食もすませ、いざ滑走!
相変わらず斜面はガリガリでボコボコ。
初心者の私は、ほぼ横滑りでしか下りられません。
ある意味、登りよりも怖い。
高度が低くなるにつれて、雪はシャーベット状に。
こうなるとやっと楽しく滑ることができますが、今度は足が痛い。
登りの疲れとブーツが合わないのが原因か?
それでも、広大な斜面を滑るのはとても気持ち良いものです。

あっという間に駐車場に到着。
登りは約3時間半かかったのに下りは休憩いれて約40分。
帰り支度をしながら滑り終わった鳥海山を眺めて、「いや〜滑ったね」と話していると、
先輩がなんだか痛みに耐えている様子。
事情を聞くと、登りで休憩したときに軽い靴擦れをおこしていて、そのまま山頂を目指し、
半分登ったときには激痛に。でも時すでに遅し。もはや後悔の念しかなかったと言うのです。
「そんな〜無理しなくても!言ってくれれば〜」と言うと、
「やせ我慢だ!」と言い、靴下を脱ぐと両足がえらいことに。
帰りの温泉はお預けとなりました。本当に無理は禁物ですね。


























次は山頂まで行かなくても、途中で滑ることにしよう。

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